日本ふうせんバレーボール協会 

趣  意  書

 

 

 私たちは1989年に北九州市において「障がい者の完全参加と平等」をコンセプトとして開発した「ふうせんバレーボール」の普及を通じ、障がい者の社会参加を進め、ふれあいの和を広げながら「誰もが支えあって生きる社会の実現」を目指しています。

 

 「日本ふうせんバレーボール協会」は1998年に発足、現在は、各地で普及活動を行う8団体からなる支部を置き、毎年、北九州市立総合体育館で全国大会を開催するとともに、各種イベントの実施、さらには海外に向けての普及活動なども展開しています。

 

 「ふうせんバレーボール」は障がいの有無、性別、年齢に関わりなく誰でも参加でき、加えて「ふうせんが自コートに入ってから選手全員にパスを回した後に返球する」というルール設定により、動きに制限のある障がい者や高齢者にも確実にプレー機会があるためチームワークがとても重要となります。

 

 さらに、日ごろ自宅や施設に閉じこもりがちな障がい者や高齢者の社会参加の機会を生むとともに、お互いを理解し適切な関係を築かなければチーム力を十分発揮できないことから、人を思いやり尊重する心を自然と育み、一人一人が役割と責任を担うことにより自立心と向上心を高め、さらには生きがいにも繋がっていきます。

 

 また、リハビリや生涯スポーツとしても活用ができる「ふうせんバレーボール」は、その他にも様々な可能性を秘めた、人生のあらゆるステージで取り組めるユニバーサルスポーツなのです。  

 

私たちは賛同者を求めています。 

 

選手、審判、スタッフ、ボランティアとして参加してくださる方、資金面や広報面でご協力いただける方、地域での振興活動をしてくださる方、選手の健康や安全面でサポートしていただける方など、一人でも多くの方々と手をつなぎ、「ふうせんバレーボール」を日本全国そして世界へと拡げることで、すべての人々が、互いのちがいを理解し尊重するより平和な世界を創造することができると信じています。

 

 是非、私たちと同じ夢を追いかけてみませんか!